利休と所縁があるのか?ないのか?…利久梅

春の庭はいそがしいです。
どこかでなにかが咲いています。

今年はリキュウバイが綺麗です。
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中国原産で明治末期に日本に渡来ということですから、日本では比較的新しい品種ですね。

ですから、 安土桃山時代(戦国時代)の茶人の千利休(せんのりきゅう)はこの花を見た事はなかったようです。
だから、利休が名付けた、、なんてことも、利休がこよなく愛した、、、ということもあり得ません。

ならばどうしてリキュウ〜と名付けたのでしょうか。
はっきりは分かりませんが、バイは花に梅に似ているから、
そして、渡来した時から花が清楚で「茶花」として生け花や庭植えで用いられたから、、、
というのが説得力があります。
漢字では「利久梅」と書くのが正しいようです。

もうすこし調べてみると、
茶器(茶道の道具)に「利休梅」という模様があるようです。
これです。↓
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『利休が愛用した黒棗の仕覆に使用された名物裂「利休緞子」に表された梅模様。円を中心に、それより少し大きい円を5個ならべた「星梅鉢(ほしうめばち)」を線で結んだもの。』
と説明があります。(よくわかりませんが、、、汗)
詳しくはこちらを。

しかしこの模様、、、リキュウバイの花とよく似ています!!!!
花びらは5枚ですし、花びらのつけねがほそくなって線でつないだような感じが。。。
この模様をみると、利休が実際にリキュウバイを見たんじゃないかと思ってしまいますよね。。

この花を命名した人が、この利休梅という模様を知っていたんでしょうかね。。
それにしてもドンピシャなネーミングです。
そして、同時にまぎらわしいですね。笑

だからリキュウバイは茶人の千利休と所縁(ゆかり)があるようで、ない。(これが真実)
ないようで、ある。(利休梅という模様との類似点において)
そんなややこしい花です。


[データ]
■リキュウバイ(利久梅)
バラ科ヤナギザクラ属、落葉低木
中国原産、明治末期に日本へ渡来。
和名は、お茶花として利用される梅に似た花だから。
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by juka_kawashima | 2009-04-02 23:12 | 植物について