庭とは何か?(1)

2011年/新年おめでとうございます。
f0159794_14162323.jpg

正月休みなので、普段、庭について思っていることを少し書きます。
庭とはなんでしょうか?庭はなんのためにある??
いろんな説明ができて、上段に構えるととても哲学的になったりもしますが。。。

私たちは自然の中で生きています。
風が吹いたり、雨が降ったり、暑かったり、寒かったり、、、いわば「大きな自然」の中で。
自然の中で、裸では暮らしていけないので、服を着て住居に済んでいます。
住居の集まりは街となります。

庭は住居のまわりや、街にあって、大自然の荒々しさを和らげたり、季節の変化を分かり易く教えてくれたります。
こうした人寄りの自然。やや人工の自然。中くらいの自然。これが庭なのではと思います。

理想郷をつくったものや、農園的なもの。禅的な思想を表したものなど、、、
庭にはいろいろあって、一概には言えませんが、、、
生活環境としての庭は、基本的にはこのような「中くらいの自然」なのではと思います。
人の暮らしと、自然や土地とを、和ませて接続するのが庭の役目と感じています。


僕のところに庭の設計の依頼があるとき、
家は土地に、ただ立っているように見えます。
家のまわりの土地に、意味を見いだし、道や舗装をし、塀をつくり、木を植える。。草を添える。
こういうことが私の庭づくりです。
そうすると、家は土地やまわりの環境と和むような、その土地に根を下ろしたような風情に変化します。
人の暮らしが庭によって、土地(地球)と自然に接続される。
ここに庭づくりの意味があるように思えます。
日本の庭の場合は特に、四季という時間の変化と暮らしが接続することで、
私たちが生きている時間が、もっと大きなものと繋がることができるような気がします。

庭の材料である、木や草、石や砂利、コンクリートやセメントであっても、
それは私たちと同じ時間を生きる、私たちの暮らしのパートナーだと思えます。
もっと積極的に菜園や花壇、園芸でさまざまな実りを得ることもできます。
ただ基本は「庭は我々の友だち(パートナー)」であって、
素朴に当たり前のものでいい、という感じがしています。
また、マンション暮らしの人たちにとっては、
敷地の共有緑地や、街の街路樹や公園が庭の役目をするのだと思います。


庭とは何か?やはりうまくは説明できませんでしたが、、
今年も素朴に当たり前の庭が造っていけたらいいなと思っています。
もしご相談があればお気軽に。
今年もよろしくお願い致します!!
[PR]
by juka_kawashima | 2011-01-03 15:26 | 家と庭について