AMP前庭/誕生編

昨年2007年7月7日
佐賀県神崎郡吉野ヶ里に新たなアートスペースが誕生した。

AMP(アンプ)→  Art is Magnanimous Plant
『アートは寛大な植物である』


造形作家 寺田太郎を中心に鋳金作家 藤瀬大喜(フジセタイキhttp://rasudan.cocolog-nifty.com/ ) と瀬下黄太(セシモコウタ、amp企画運営、デザイン等)の3人のメンバー2007年初頭に結成。 同年7月に佐賀は東背振山の麓で製作工房&ギャラリー&カフェを設立。 精力的に活動をこなしていたが、同年12月に中心人物である寺田太郎が飲酒運転の車に 跳ねられ死亡。寺田太郎の意思を受け継ぐべく残りの2人で現在AMPを引き継ぎ活動中。
〒842-0101佐賀県神埼郡吉野ヶ里町松隈1257-1 tel & fax 0952-20-1482 mail:artmplant@yahoo.co.jp
(以上公式ブログより転載編集)
AMP公式ブログ

実は中心メンバーの寺田太郎さんは、冷泉荘ウラニワでの最初のアートワーク『廃園の鳥たち』(2006)をしてくれた方。若手メンバーの藤瀬大喜は寺田さんに続いて第2回目のアートワーク『カエルの逆襲』(2006)をしてくれた人。
それまでとってもお世話になっていた。

その二人と寺田さんの弟さんである瀬下黄太(せしもこうた)さんらが、3人で新しいアートスペースを立ち上げるということで何か一役お役に立ちたいと思った。それとこの場所になにか繋がりをつくりたかった。(冷泉荘にウラニワを造ったことで以後の関わりが生まれたように。。)

聞けば「アートは寛大な植物である」という。
なにか分かるような分からないような、、、感じであるが、僕なりに解題すると、、
〜アートは誰のどんな感情も引き受ける寛容さを持ち、それ自体自由に伸びやかに成長する植物のようなものである〜
のようなイメージであろうか。。

ともかく「植物」とまで言われたら「庭」しかないでしょう。

製茶工場を改装したギャラリー+アトリエには緑が少なかった。
正確には敷地の周りにはあふれる程の野生の自然があったが、
敷地内には建物の前にはほっとするような緑が必要と思った。
庭をプレゼントすることにした。

とは言っても普通に木を買って植えてもなんか面白くない。
それに結構お金も係る。。
それで藤瀬と一緒に考えたのが「木は周りにいっぱいあるのだから良さげな木を掘って移植しよう!」というアイデア。

桜の木があるという情報があった。
見てみたらとても掘れるような大きさと場所ではなかった。
他にも藤瀬の実家のまわりの木々もみてみたがこれというのがない。

結局近くの山(私有地)にあるものでつくることになった。
藤瀬と二人で朝から出動。
以下、メーキング写真。
(携帯カメラのため写りがわるい、、働いているのが藤瀬ばかりのように見えますがそれは僕が撮影してるから。笑)

▼着工前
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▼幸運にもいい枕木を見つけた。(これすごく重かった)
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▼木掘り→積み込み
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▼レイアウト検討中
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▼砂利をよけて、地面を耕す(右、木を植える場所にコンクリがあったので撤去、ガガガ!)
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▼周囲の土に生ゴミ堆肥をまぜて客土(土入れ)完了(これかなりバテた)
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▼僕が自宅から持ってきたアジサイなどを植えて
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▼山からとってきた苔を植えて水を撒いたら、、完成!!!
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午前中で材料集め。午後製作で二人で一日仕事だった!!!
枕木と苔がいい味出してません?
建物の北側の庭なので苔も大丈夫と判断した。
主木は常緑で日陰に強い「ヒサカキ」。
低木は、僕が自宅から持ってきた、アジサイ、ラベンダー、ブッドレア、ゼラニウムなど。
アジサイが目立つので『アジサイの庭』。

ほかにも藤瀬が苔を仕上げてる間に僕がつくった庭もあって、、
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拾ってきた鉄でつくった『鉄クズの植込み』。
山から掘って来た萩やツツジが植えられてる。
これが造ったものだと気付く人は未だに居ませんが。。笑

こうしてAMP前庭は一日で誕生した。
僕は普段は設計のみなので、以後数日間心地よい筋肉痛に見舞われたのは言うまでもない。^^;
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