スズラン

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スズランはいつの間にか咲いて、いつの間にか忘れられている。
小さく「可憐」であり「密やか」なイメージがある。

「すずらん」という名前は知っていても実際の花を見た事がない人は案外多いのではないだろうか。
ドウダンツツジやブルーベリーのような「釣り鐘」型の花と似ているけれど、
スズランは花の高さよりも幅の方が大きく全体に丸い。鐘というよりはまさに「鈴」の形だ。
花びらのへりはすこしまくれて波打っている。

すずらんの香り、というように香りの良い花として通っているが、自然に香ってくるというほど香りは強くない。
花に顔を近づけてやっと香る程度か。または咲き始めにだけ強く香るのかもしれない。

生育地は「山地草原」とあって、明るく平らな草地というよりは、木立の傍らやすこし影のある谷などに似合いそうである。
これも、可憐かつ密やかなイメージから来るのかも。

日本自生の「日本スズラン」と、ヨーロッパ原産で園芸改良された「ドイツスズラン」とがある。
後者のほうが花の大きさも香りも上らしい。
この写真のはどちらだろう?日本スズランと思いたい。

ユリ科スズラン属、ヨーロッパでは「5月のユリ」と言われているらしい。
ユリはキリスト教の聖母マリアの花。
それにちなんでか花言葉は「純潔」。
和洋ともにあまりにもイメージが良過ぎる花といえるかもしれない。
控えめなものが讃えられることは素敵なことだと思う。


[データ]
スズラン
ユリ科スズラン属
球根による多年草(冬に葉はない)
花期:4〜6月
生育地:山地草原
日本スズラン(自生種)とドイツスズラン(園芸種)がある
花言葉は聖母マリアの花であることに由来して「純潔」
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by juka_kawashima | 2008-05-12 15:53 | 植物について