カテゴリ:作品【住宅庭園】( 25 )

南西に面した主庭。

正面。高木は左から、ヤマボウシ、ジューンベリー、ハナミズキ(赤)。
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側面。手前ヤマボウシ、奥ハナミズキ。
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うねる御影石の縁石と芝生の庭。
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高木の間にはブルーベリー、コデマリ、ユリオプスデージー、ノボタンなどの低木。
果樹は、ジューンベリー、ブルーベリーのほかにカリンもあります。
眺めるだけでなく、味覚や香りも楽しめる庭にしています。

また、これまでメーキングのところでも書きましたが、
植込みの中の何も植えていないところには「防草シート」が敷き込んであって、
不必要な雑草が生えないようにしています。
その上に茶色の「樹皮チップ」を敷いて「防草シート」を隠しています。

芝生の縁取りの砂利敷きは、芝刈りをし易くするためと排水をよくするため。
これがデザイン上のアクセントとなるよう意図しています。

すっきりしてて、管理がしやすく、実が生って、芝生で遊べる庭です。
あ、四季の花も充分に楽しめます。

特に毎年のハナミズキの赤い花が楽しみな庭です!! ^^/
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昨日完成して、今日はオープンハウス見学会でした。

建築プランナー株式会社さんのオープンハウス見学会は、
予約制で、1時間に2組様のみ。
どのお客さんにもしっかり対応できるようにとのこと。(社長談)
見学に見えたお客さんもゆっくりいろんな質問をして、
じっくり感じてもらえていたようです。

庭は、、、、、
家を見学にみえるお客さんには、まだまだ家の背景というか、環境という感じでしょうか。。
しかし、僕はそれでいいと思うし、最初はそうだと思います。

さて、天気もよかったので、庭の完成写真を撮りました。(自分で、笑)

先ずは、道路側、エントランス側。
こちら側は、常緑樹のシマトネリコと、常緑の針葉樹のスカイロケットなどで、シンプルにまとめています。
落ち葉そうじや伸び過ぎて管理が大変にならないように、、
時間がたってもあまり印象が変わらない(荒れない)ように。。。


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先にメーキングを紹介した、
コアンプロジェクトの実施ハウスの庭。

庭の第1作が完成し、引き渡しをしました。
オーナーさんは若いご夫婦。
庭の出来栄えに「感激した」と言って下さった。
あまり細かいご注文がある感じではなく、あっさりと決まった計画。
予算は厳しかったですが、
施工業者の努力もあり、シンプルだから丁寧にできて、
つくった僕自身もあっさりしていいな〜♪と思っていたので、、
それを超える感動、感激的な評価を頂いたのは存外嬉しかったです。^^

今の状況で感激してくださるなら、
木がもう少し育ち、
花も咲き、実もなり、草もはえ揃い、
蝶や鳥が遊ぶようになると、、
もっと感動してもらえるのではと思いました。
紅葉の季節も華やかでしょう。。

必要最小限ではありますが、
家と街との関係を造れたのではないかと思っています。
家からは、透けた目隠しや緑の安らぎ、
外からは、人が住んでいる感じや、家のボリューム感の緩和、町並みへの緑の供給。。。

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ここはかなり前の仕事である。
2001年6月竣工だから今から7年前。
月日の経つのは早い。

建築の設計は当時から現在まで大変お世話になっている
大石和彦建築アトリエの大石和彦氏。

この日はたまたま近くを通りかかったので外観のみ写真を撮らせて頂いた。
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家のコンセプトはたしか[kura(倉)]。
縦板張り黒と漆喰の白のコントラストの効いた美しい外観の家である。

私は外構庭園の設計を担当した。

駐車場の両脇の赤いモミジはこの家のオーナーの前の家に植わっていたものである。
区画整理による近所からの転居だったので、木も一緒に移植して持って来た。
「ノムラモミジ」という一年中葉が赤いモミジである。
この木の葉は特に赤かった。「アカモミジ」と言ってよいほど。
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▲手前の緑の高木は「モミジバフウ」という、秋の紅葉が美しい樹木である。
今回ひさしぶりに訪れて嬉しかったのは、
この街に対してオープンになっている「前庭」が思いの他綺麗だったこと。


▼地面にはいい感じに「苔」が生えて、草花まで咲いていた。f0159794_01541.jpg
まさに時間が経過したことで、風格が増して良くなっていた。
こういうことは実はなかなかない。
植物好きなオーナーさんのセンスの良さがこの状況を生んでいると感心した。

▼「前庭」の左隅に植えてあった「カラタネオガタマ」の木。
ちょうど花が咲いていた。この花はなんと「バニラ」の香りがする。
自分も久しぶりこの匂いをかいで、この木が新ためて好きになった。
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この家の庭は、畑などもあって実はなかなか面白い。
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この日は時間がなかったがまた訪れる機会があればと思っている。
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A庭には和の庭もある。
かつてモミジを植えてもいつも枯れたという場所に、そんなことはないだろうとモミジを植えた。
今は立派に根付いている。
しかもこの木は紅葉が真っ赤で見事らしく、近所の人も見に来るほどだそうだ。

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▼ここはもとはこうだった。
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▼今(2008年6月)
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▼杉苔(すぎごけ)とギボウシの明るい和庭となった。
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▼サツキが柔らかく咲きこぼれている。
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▼この庭のもうひとつの魅力は、大きめの『家庭菜園花壇』である。
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土の面で幅1メートル×長さ4メートル弱ある。
この4年でさまざまな野菜をつくってこられたらしいが、今日はたまたま全部抜いて土をつくっているところらしかった。
もともとあったブロックを利用して縁に枕木を乗せた。
高さが50センチメートルくらいなので、畑手入れが楽でベンチのように休むこともできる。

このように、高くつくられた花壇を専門的には『レイズド・ベッド』(持ち上げられた花壇)といって、
車椅子利用者や低所作業が苦手な人のために考案されたものである。
けれど、もちろん一般の人にとっても作業がしやすいことは同じ。
目線に近いところに花や作物がつくので目が行き届きやすい。


これまで福祉施設や病院の庭でいくつか造ったが、個人の庭でもこうした高い花壇をつくることは多い。
ここA庭でも、この菜園のために庭で過ごす時間は以前より格段に増えたという。
日々作物の成長を見守ることは楽しいことだろう。
ましてや収穫の時は。。
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ここは2004年に造った庭。

▼2008年6月現在。
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既製品のネットフェンスで庭を明るくして(以前はブロック塀で囲まれて暗かった)、
部分的に目隠しと外観のアクセントのために特注のウッドフェンスとした。
この時、ちょっと遊んで45°の斜めストライプとしてみた。
今見ても案外と目を引く。斜めというのは「動き」がある。
さーっと斜めに走り書きをしたような感じ。
×印ではないが、ちょっと視線を拒否するような感じもあるような。
つや消しの黒という色もよかったと思う。(オーナーと決めた)
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ここも、もともとあった庭のやりかえ(リフォーム)である。
▼もともとはこんな感じの普通の庭
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▼2008年6月現在。
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「黒い鎧(よろい)」と書いたのは、もちろんこの黒いウッドフェンスのことだ。
家の内と外から見えて全体を引き締めていると思う。
すこし男っぽい感じである。

庭のリフォームということで、既存樹の移植をした。
不要樹の撤去もしたと思うが最小限であったと思う。
植え足したのはシンボルツリーの山法師とモミジ数本であった。

▼植込みの縁石として使われていた石は、ロックガーデン風に「景石」として再構成している。f0159794_23521956.jpgf0159794_23524265.jpg

コンセプトは、
舗装面を増やして草取りなどの管理負担を軽くすること。
草の生えてよい植込み部を限定することによって管理することが楽しくなるような庭にすることだった。


▼実は植え込みと同様に、こうした舗装面(これは南部砂利の洗い出し舗装)が重要だったのである。
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▼こうした砂利敷きの道も草が生やさず管理し易くするための工夫なのである。
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(2)へつづく。
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建築まわりの坪庭などを紹介。

▼倉の脇、鬼瓦を使った坪庭
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▼玄関の奥、ヒメシャラの坪庭
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▼比較的大きな坪庭、サニタリースペースの採光のための庭
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▼もうひとつの坪庭、こちらは草の植込み
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▼主庭の「中庭」を室内からみると
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主庭である『中庭』のレベル(地面の高さ)は周辺よりすこし上がっている。
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故に中庭への入り口を入ってすぐ石積みと石の階段がある。
これらは敷地内にあった石や旧宅や旧庭園を解体したときに出て来た石を再利用して使っている。

『中庭』のコンセプトは和と洋の共存。

入ってすぐは和のエリアである。
中央にあるのは敷地内にもともとあったものを移植したモミジの大木。
老木だからかいまひとつ元気がなかった。
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▼和のエリアの部分。
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▼和のエリアから洋のエリアを見通す。
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▼和と洋のエリアは1本の御影石の「線」で仕切られている。
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▼洋のエリア
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▼芝生の庭である。
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▼2階からみると
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▼ちょうど山法師の花が満開であった。
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(3へつづく)
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設計:2005.9-2006.12
施工監修:2007.1-2007.6

足掛け3年の労作庭園の写真をやっと紹介できる。
個人の住宅なので写真はプライバシーが侵されない範囲に止めることにする。

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▲エントランスガーデン
旧宅の解体撤去ででてきた「大谷石」の基礎石を庭の縁石として再利用した。
ちょうどベンチとなる高さ。
近くのお年寄りが休んでいかれるという。
エントランスはその家の顔。
いかめしい門構えではなく、広く明るい前庭となった。
これは全体のデザインを総括した(建築)設計事務所の英断である。
庭はシンプルに、常緑の高木とモミジと笹。
防犯のために葉に棘のある柊モクセイ、など。

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▲敷地内にはお社がふたつある。それらを繋ぐ御影石の園路。
この家が福岡の路面電車の敷石を譲り受けて保管していたものを使用。
この園路全長約60メートル。f0159794_10395561.jpg
施工は前からこの家の庭を管理されていた西区の「末松造園」さん。
とにかく仕事が速くて丁寧。設計者としてはずいぶん助かった。

▼新築住居の裏庭にも長い園路がある。
これはエントランスガーデンで縁石に使ったのと同じ「大谷石」の基礎石。
旧宅解体の折に大量に出て来たもの。f0159794_10472915.jpg
この園路は約30メートル。園路は敷地内の母屋や倉などを繋ぎ秩序をつくる骨格のような存在。

この裏庭ではすこし『町』をイメージしている。
倉敷や柳井など、歴史的町並み保存地区のイメージ。
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石臼や灯籠も既存のものを再構成。
白い大きな御影石の角柱も旧宅解体のときに発生したもの。
主にベンチとして敷地全体にレイアウトしている。
奥は『広場』『公園』的な広がりとなっていて、プライベートな日だまりという感じ。

石でベンチとテーブルの談話コーナーをつくってみた。
居れる場所を造らないとここの庭は広過ぎるし人の気配が感じられない為。
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(2へつづく)
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竣工して3ヶ月、2007年6月の写真。

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敷地の東側は「家庭菜園」(畑)になっている。
この畑もシンプルな作りである。
畦(あぜ)のように盛り上げた境界に景石がところどころ。
しかし客土は本当の畑から持ってきたものでよく肥えている。
畑は周囲から手を伸ばせば届く大きさにしてあり、かつ四方から触れるので管理がし易い。
建物付近の砂利敷きの下には「防草シート」が敷きこんであるので雑草は生えない。

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トマト、ナス、キュウリ、ゴーヤ、、すべて家主さんが植えたもの。
野菜の花も控えめで愛らしい。

北面には「物置き」がある。
これはワークスの坂口さんが設計されたもの。
杉板を編んだような壁が美しい。
この壁はフェンスのようでもあり、実際は物置の壁である。
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造園は物置の基礎に盛り土して芝を貼っている。
地面との一体感を出すためである。

f0159794_23303817.jpgさて、ぐるりと回って東面は駐車場。
駐車場は基本砂利敷きだが、あまり素っ気なく見えないように、また、砂利が道路に飛び散らないように、道路に面するところは芝生を貼っている。

f0159794_23314331.jpgただ芝生を貼っても面白くないので、芝の補強も兼ねて割り栗石を埋込んだ。


シンボルツリーの桜の木の根元はゆるい築山となっている。
そこにハーブや草花を植えられる自然な花壇もある。
ただ、あまりにシンプルな作りなので、ただふつうに草が生えているようにしか見えないだろう。f0159794_2346086.jpgf0159794_23485665.jpgf0159794_2340342.jpg

「ルーラル(田舎の)ランドスケープ」は農村や農家の風景デザイン手法である。
地域で得やすい材料を用い、用途(機能性)を重視したシンプルなデザインをすることが基本と考える。


「ルーラル(田舎の)」の反対語は「アーバン(都市の)」である。
アーバンデザインも機能性を重視するが、田舎のそれとは様相がかなり異なると思う。
田舎の風景は理屈ぬきに見るものを安心させる。
そのように造られた自然に囲まれて、この家の暮らしも守られてゆくことを願っている。f0159794_025735.jpgf0159794_032455.jpg

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