カテゴリ:庭園紹介(九州)( 14 )

今年みた紅葉を振り返って。

まずは、初めて行った大分県九重町の九重夢大吊橋からの眺め。(11.13)
全体にほのかではありましたが、山全体の紅葉がスケールが大きく絵のような風景。↓f0159794_2223291.jpg

そして、湯布院の亀の井別荘の紅葉。(11.13)
これは今振り返れば一番鮮やかでした。↓f0159794_22275445.jpg

次は、鳥栖の現場の帰りに訪れた佐賀県基山町の大興善寺の紅葉。(11.25)
茅葺き屋根のお寺と大きなモミジの木がよく合っていました。↓f0159794_22443980.jpg

そして、みやま市瀬高町の清水寺本坊庭園の紅葉。(11.28)
雪舟が造ったと伝えられる九州の名園。ここは2年前にこのブログでも書きました。f0159794_22592978.jpg

f0159794_2328774.jpgそして、
お馴染みの太宰府の光明禅寺。(11.30)


もう見納めかと思っていたら、先日まだ見れるところが。
福岡市中央区の松風園(12.5)↓f0159794_2324195.jpg

これも仕事半分です。(笑)
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by juka_kawashima | 2010-12-06 23:04 | 庭園紹介(九州)
福岡の赤坂のスタバのあるビル。
新日本ビルといいますが、その10階(屋上階)。
屋上庭園がありました!
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屋上緑化展示場 SKY STATION
詳しくはこちら。

動画あり。
(やずや、、やずや、、、)


まあ、理屈はともかく、、、
行ってみると、うわっという感じです。
ここは周辺では高い方のビルなので、普通の緑地(公園)に見えます。

でも、フェンスから廻りをみると、、、
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ここが屋上。。。ここは空中庭園であることに気付く。。
この芝生の下で大勢の人が仕事をしていると思うとなんだか不思議な感じも。。。

芝生広場だけでなく、菜園や田んぼの小さいのまであります。

1Fのスタバでコーヒー買って、、ここで頂くのはいいアイデアですね。
ぜひ一度ご体験を!!!


屋上緑化展示場 スカイステーション
■営業:月〜金 10時〜17時半
■休業:土、日、祝
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by juka_kawashima | 2010-05-13 21:58 | 庭園紹介(九州)
ご無沙汰です。

佐賀県神崎町の「九年庵」。
例年は秋の紅葉の季節のみの公開でしたが、今年から新緑の5月にも公開が始まりました。

早起きして出掛けました。
みどり。みどりの世界。

イロハモミジはこの季節、黄緑色。
夏になるともっと緑は濃くなります。
みどりの色は変化します。

地表は杉苔。
これも今は明るいみどり。

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by juka_kawashima | 2010-05-11 00:37 | 庭園紹介(九州)
福岡市内、平尾の住宅地にある「松風園」に先日出掛けた。
松風園

ここは太宰府のCOANの庭つくりでお世話になってる「都市造園」さんが委託管理をされている。
都市造園

NPOと協力していろいろとイベントなど、施設の有効活用に努めておられる様子。
都心にありながら本格的な茶室庭園。
市民はもっと利用するといいです。

という僕も初見学でした。
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庭もよく管理されてていいのですが、茶庭にしてはちょっと明るい感じです。

「広間」から見る古いモミジの大木と一体になった景色が圧巻です。
広間の「付け書院」も火灯窓が優美。

火灯窓とはお寺などにある、火の形を模した窓。
通常は上部がとんがりますが、ここのは先が丸いです。
銀閣寺の火灯窓

しかし、小さな茶室の窓や入り口(にじりぐち)はやはり綺麗です。
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by juka_kawashima | 2009-06-30 11:13 | 庭園紹介(九州)
福岡県太宰府市の古刹、光明禅寺。
この春も訪れました。

板の廊下がもみじの新緑を反射しています。
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苔はふかふかに輝いて、、、
新緑は白砂の上に静かな影を落としていました。
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by juka_kawashima | 2009-05-10 22:22 | 庭園紹介(九州)
福岡県太宰府市の古刹、光明禅寺。

f0159794_23401027.jpg紅葉の季節の到来です。
室内から紅葉した木々と出会う感動の瞬間。

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今年は紅葉がきれいと聞いていましたが、、、案外と黄色い葉が多い。。
※紅葉と黄葉(おうよう)についてはこちらを。

それぞれに赤く、黄色く、、爛熟という感じか。

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燃えるように赤い枝の下で、使命の終わった葉が静かに積み重なってゆく。。
まさに滅びの美しさだ。



f0159794_23551043.jpg表の石庭はこんなふう。
こちらは木よりも砂利が勝っている。
白く明るい。
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by juka_kawashima | 2008-11-28 23:51 | 庭園紹介(九州)
紅葉の季節ということで、福岡県の瀬高町にある庭園を訪ねた。
前に訪れたのは4年ほど前だったろうか。。
今は、ここは町村合併で「みやま市」となっていた。
清水寺本坊庭園/福岡県みやま市

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本坊(お寺)の庭園なので、まず室内に上がり、座敷から庭園と出会う構成となっている。
最初はモミジの丘しか見えない。


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庭園全景。
中央に小山が「借景」されて見事に庭に取り込まれている!
モミジが植えられている左側の丘は斜めに築かれていて、庭の奥行き感を強調している!


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紅葉も鮮やかで美しいが、これを引き立てているのは緑の豊かさであると思った。
庭の眺めの手前にはこれだけの広い緑の空地がある。和の庭だがこれは「芝」である。よく管理されている!
芝の右側は一面の「杉苔」。


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庭の奥行きを強調するテクニックがもうひとつある。
庭の中程と一番奥にある「灯籠」がそれである。
(写真で確認できますか!?)
この二つの人工物が目に入ると庭がぐっと奥行きを持って見えてきます。
それまで一幅の絵の様に平板に見えていたものが場所(空間)として認識されるからです。
特に、一番奥の灯籠は感動的で、そこまでが庭園であることを誇らしく示しているとも言えます。


この庭は画家で僧の「雪舟」作ではないか?と伝えられている庭です。
(伝雪舟作庭園)
記録が残っていて明らかに「雪舟」作とされる庭園が京都を中心にいくつかあります。
(雪舟作庭園)
この九州の清水寺本坊庭園は「伝雪舟作庭園」であり、雪舟が作ったという記録は残念ながらありません。

しかし、
「借景」の手法、「奥行き強調」の手法、
灯籠をつかったいわゆる「焦点(フォーカルポイント)」の手法など、
優れてデザインの冴えた名園だと思います。



春には一日じゅうウグイスが鳴き、
今回訪れた秋にもなにか野鳥がさえずっていました。
美しく完璧にデザインされた谷は、変化する絵のように、
生きた「理想郷」のように、
洗練された生態系(ビオトープ)をつくるものだと新ためて感心させられました。

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by juka_kawashima | 2008-11-27 22:39 | 庭園紹介(九州)
筥崎(箱崎)宮の神苑「花庭園」は不思議なところだ。
どこか商売っけがある。
どこかサービス精神を感じてしまう。

冬には冬牡丹、春には春牡丹とシャクヤク、そして初夏のユリ。
行く度に様子が違っている。けっこう派手に演出されている。

「公園のような庭園」というものはよく見受けられる。
ここはそうでもなくて、言わば「園芸展のような庭園」である。

▼門も微妙に観光地のような佇まいだ。
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▼入るといきなり百合、百合、百合、、、
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▼百合、百合、百合、、、
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▼約30品種、5000本というから凄い。見渡す限りユリだ。
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ユリが終わったら正直ほっとした。(笑)
▼迎賓館へ向かう路。
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▼また、ユリが御出迎え。こういうのは面白い。
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▼迎賓館前のテラスが洒落たオープンカフェになっていた!
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▼山野草をざるに植えている。面白い。
暑かったので抹茶と紫芋のアイスクリームを注文する。
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▼迎賓館の庭園。ここは京都風で好きだ。
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うーーん。やっぱりこういうのが落ち着く。

▼最後に桔梗。これも夏の花。
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[データ]
■筥崎宮神苑花庭園
福岡市東区箱崎1丁目22-1
9:30 ~ 17:00
入園料:100円~500円 花の状況により料金が変わります。
(ユリの季節は300円でした。)
休園日:月曜日(祝・祭日の場合は、翌日)
花庭園:092-651-1611 迎賓館:092-651-1100
筥崎宮神苑花庭園


(↑↑どの画像もクリックすると更に大きくなります↑↑)
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by juka_kawashima | 2008-06-18 02:09 | 庭園紹介(九州)
センターの日本庭園、その南のはずれに『坂本繁二郎旧アトリエ』がある。
僕がここ石橋文化センターに興味を持つようになったのは、実はこの建物との出会いが大きい。

▼それはこのように立ち現れた。f0159794_0563912.jpg

▼正面はこう。付け足したような入り口の屋根の低さがいい。
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▼北面はこう。北側に吹き抜けの採光窓がある。画家のアトリエとわかる。f0159794_10150.jpg

▼入り口の隙間から中の様子を撮影する。この日はこれで帰って来た。
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後日、このアトリエの特別公開があると知り再訪する。
坂本繁二郎旧アトリエ特別公開

▼吹き抜けのアトリエ内部。
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▼反対側は座敷とロフトになっていた。斬新でシンプルな空間構成だ。
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▼ロフトへは階段で上る。上部が微妙に螺旋状になっている。
ロフトへは残念ながら立ち入り禁止。
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▼小屋組み(木組み)は豪快であった。棟に大きな筋交いが。組み梁とでも言おうか。
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▼もともとは八女にあったものを、1980年に石橋幹一郎氏が移築復元したもの。
それを昨年2007年にさらに保存修理。
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だから、外観の印象は随分と違う。
けれど、内部は当時のままに近い印象を受けた。
▼展示として、伝説の写真家、土門拳氏によるアトリエと坂本繁二郎の写真があった。
いい写真である。
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この日はボランティアのたぶん学芸員さんによるアトリエトーク(説明会)もあった。
このお話の中で、石橋文化センターの創設者である石橋正二郎氏がこのセンターに託した理念の一端と、正二郎氏と坂本繁二郎との交流と友情の一端を知ることができた。

美術センターがあって、美術館には作品が、庭園には制作環境を忍ばせる旧アトリエがある。
僕らはその両方を鑑賞することができる。
これは日本の画家や芸術家の取り扱われかたとしては、とても丁寧で恵まれているのではないだろうか。
だから絵画表現に一生を掛けた坂本繁二郎の制作したものはそれほどに素晴らしいと、美術には素人ながら思えるのである。そのように思わせてくれる環境、そのように伝えてゆく環境が美術には是非必要な気がした。
制作に没頭する繁二郎の邪魔をしないように、奥さんはそっと弁当を玄関に置いて帰ったという。その玄関とアトリエと見る時、人間としての繁二郎と残した作品の重さが感じられるように思った。

▼玄関
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最後に2006年の坂本繁二郎展の目録を買って帰った。
とても静かで美しい本で気に入っている。
表紙の絵は「放牧三馬」。
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by juka_kawashima | 2008-06-14 01:11 | 庭園紹介(九州)
花菖蒲(6月上旬~6月下旬)が咲くから菖蒲池というのかと思っていたら、
この池の名前は『白鳥の池』。
しかし白鳥はさすがに見当たらない。代わりに鴨がいる。(笑)

▼白鳥の池
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▼花菖蒲が満開だ。30品種、1万株もあるという。
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▼鴨もそうだが、生き物のいる風景は気持ちが和む。墨絵の世界のような池の鯉。
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池の縁では紫陽花が菖蒲に負けじと?咲いている。(また鴨が、笑)
▼西洋アジサイ
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▼一番アジサイらしい色。雨に濡れて花が重そう。
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▼こちらはガクアジサイ。
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▼『白鳥の池』の奥には『憩いの森』という芝生広場がある。
ここはなかなか気持ちがよい。
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『憩いの森』はヨーロッパの公園を思わせるような野原である。

ただすでに『白鳥の池』という洋風の名前とは裏腹に、鴨と花菖蒲の咲く池は和風の趣きである。
実際、美術館の裏側(北側)の大部分は池を中心とした日本庭園である。
正面の「整形式」の典型的洋風庭園からいつのまにか和風庭園に導かれている。
この和と洋の巧みな融合がこのセンター庭園の特徴であり魅力ではないだろうか。


これは、ちょうど石橋美術館の収蔵品であるコレクションの数々が、洋画そのものであったり、日本で育まれた近代洋画であることと呼応しているようにも思える。

正二郎はつねづね「美術品は私蔵せず公開すべき」と考えていました。
(パンフレットより転載)

これも、ちょうど優れた庭園が個人の楽しみとして閉じているばかりでなく、市民のための「公園」として開かれているべきである、という考えに敷衍することができると思う。

すべてがこうして、創設者の石橋正二郎氏の理念に基づいているように思う。
これはまさに「近代」の理念。
それが現代にも息づいているのは素敵なことだとこの庭園(公園)を見て新ためて感じたことだ。

(3)へつづく。
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by juka_kawashima | 2008-06-13 22:47 | 庭園紹介(九州)