カテゴリ:庭園紹介(本州)( 9 )

京都レポート5

f0159794_1656467.jpg秋冬の観光は日が短くて忙しい。
そんな時、夜の特別拝観は助かる。
逆にゆっくりと観光ができる。

高台寺といえば、
豊臣秀吉の菩提寺。
秀吉夫人の北政所(ねね)が開いたお寺。

かなり前から観光には力を入れているようだ。
ホームページも充実しているし、
毎年春と秋に行なわれているライトアップも、
各回、新しい趣向をこらしているようだ。

ここのライトアップに訪れたのは、
僕は3年前と今回で二回目。
けれどもなかなか新鮮に楽しめた。

普段はただの白砂の庭に、映像を映していた。↓f0159794_1763473.jpg
横から見ると、砂を盛り上げてスクリーンをつくっている。
BGMにピアノの旋律が流れ、小劇場で短編フィルムを観ているような感じだった。
多分、砂浜でのサンドアートの映像であったと思う。↓f0159794_17113287.jpg

臥龍池(がりょうち)という楕円形の池があって、
そこに写り込むモミジなどの木々は夢のように美しい。
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どちらが虚か実か?どちらでもいいと思えてしまう。f0159794_17273793.jpg

モウソウチクの竹林のライトアップはここでは定番だが、大光量で迫力がある。↓
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他にもお堂や茶室のライトアップもあって、しっかり楽しめます!
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by juka_kawashima | 2010-11-16 17:28 | 庭園紹介(本州)
京都レポート4

修学院離宮も宮内庁管理の施設。
拝観には申し込みが必要です。
手続きはありますが、許可が下りれば拝観は無料。機会があればぜひご観覧下さい。


f0159794_1625430.jpgさて、ここ修学院離宮の庭園はそのスケールの大きさが特徴です。

下、中、上の離宮、背後の山、借景となる山林、
三つの茶屋を結ぶ松並木の道、そしてその道のまわりに広がる田畑、
すべてがこの離宮を構成しています。

田畑も国が買い上げて耕作は民間に委託しているそうです。
景観保全という意味では万全を期して今日に至っています。

ここを約90分かけて巡りました。

下の茶屋から上の茶屋につづく松並木の道(通称、馬車道)。↓
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上の茶屋からの絶景。↓
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楓橋(かえでばし)↓
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西浜↓
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舟遊びで音楽や詩歌の会を催したという「浴龍池(よくりゅうち)」。
背後の山林が見事に借景されています。↓
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庭園の周囲を囲う有名な「大刈り込み」。
数十種類の常緑樹が混植されているという。
めずらしくちょうど刈り込みの作業中でした。↓
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by juka_kawashima | 2010-11-16 16:24 | 庭園紹介(本州)
京都レポート3

京都の北西部。八瀬の里。
京都駅からバスで40〜50分のところ。

瑠璃光院というまだ行った事のないお寺が秋の特別拝観をしてるということで出掛けた。

ここの「瑠璃の庭」が素晴らしかった。↓
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抹茶を頂きながらしばし寛ぐ。
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この庭を二階からみると、、、
苔のなかに、一筋の細い水の流れと、これまた細い細い道があるのがわかる。↓
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二階の座敷から水平に窓をみると下の庭のモミジの樹冠(枝葉)が窓一杯に広がる。↓
一つの庭を下と上で別の風情で愉しめる。
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近年の温暖化のせいで紅葉の時期はますます遅れる傾向にあるようだ。
ここでは毎年春と秋に公開しているようだが、秋は公開期間のぎりぎり後ろが最高の見頃のようだ。
来年は紅葉で染まったこの庭を是非見てみたい!
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by juka_kawashima | 2010-11-16 15:11 | 庭園紹介(本州)
京都レポート2

宮内庁管理の仙洞御所(せんとうごしょ)。
拝観は申し込みが必要です。

仙洞御所の庭園といえば、造園的には「洲浜(すはま)」で有名です。
これが洲浜。↓
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楕円形の大きさの揃った石が11万個程だそうで、
石一個に付き米一升の約束で運ばせたことから「一升石」の別名もある。
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苑内には北池と南池があって、その間には「もみじ谷」がある。
ここは地面が苔に被われていて、谷も起伏に飛んでいて面白い。
草や笹のない谷というのも考えてみればめずらしい。
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北池を中心とした庭園が大宮御所の庭園で、南池を中心とした庭園が仙洞御所の庭園であるが、現在は繋がれている。
大宮御所の建物は残っているが、仙洞御所の建物は焼失して再建されていない。
仙洞御所は御所も庭園も、当時の作事奉行として有名な小堀遠州の作であるが、
庭園も改修されていて遠州の遺構は一部になっているようだ。

それが自然石と切り石を組み合わせた斬新な感覚の護岸である。
今みてもスッキリとしていてお洒落なデザインである。↓
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by juka_kawashima | 2010-11-16 12:11 | 庭園紹介(本州)
先日、11月の初めに京都へ行ったのでそのレポートをすこし。

祇園近くの建仁寺にある「潮音庭(ちょうおんてい)」という庭。
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これは中庭で、四面正面のめずらしい庭。
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中央に三尊石。その廻りにもいくつか景石や役石があって、
たしかそれらが微妙に「渦巻き」状になっていて、それが庭に躍動感を与えているとか。
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樹木は四隅にモミジが2本ずつ。
このシンプルで規則性のある構成が四面正面の秘密。
どこから観ても、いつまで観ても、良い庭。
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by juka_kawashima | 2010-11-15 23:00 | 庭園紹介(本州)
NYのセントラルパークは341ha。
新宿御苑は58.3ha(583000m2/約18万坪)。セントラルパークの約1/6である。
地図でみても地下鉄やJRの駅の間に公園がある。
新宿御苑といっても新宿から入らなくてはならないということはない。
この日私は千駄ヶ谷門から入って新宿門から出た。
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NYのセントラルパークを連想したのはその規模だけではない。
背後に新宿のビルがNYっぽい。笑
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しかしなかなか広大である。
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プラタナスの巨木の並木があった。ちょうど絵になる外人さんが!
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フランス式の整形庭園(バラ園)がある。
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御苑といえば巨木である。これは園のほぼ中央にあるユリノキ。↓
別名ハンテンボク。半纏のようなカタチの葉が名前の由来。
もうひとつの別名チューリップツリー。チューリップのような花は咲く事がその由来。しかし大きい。
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今年の夏の暑さのせいか、葉には痛みが多く見られた。
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NYのそれと違うのは入園料(大人¥200-)が要ることか。
しかし入園料を取らないと悲しいかなこの公園も荒れると思う。
近くの住民は年間パスポート(¥2000-)を利用してプチNYな気分を味わっているのだろうか。
とってもうらやましい。
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by juka_kawashima | 2010-10-14 02:03 | 庭園紹介(本州)
上野の東京国立博物館
その西端にある法隆寺宝物館。1999年竣工の現代建築である。
緑の多い博物館の敷地内で明るい水の前庭が印象的。
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見学の日は朝から雨。普段は乾いている通路も濡れている。
美術に向かう気持ちの切り換えとなる。
関東にあって奈良の法隆寺へのトリップとも言えるか。
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内部のホールからの景色。敷地内の緑を借景としている。
晴れた日は水面が輝いて綺麗なことだろう。↓
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by juka_kawashima | 2010-10-14 01:35 | 庭園紹介(本州)
北品川、御殿山と呼ばれる閑静な住宅地にある原美術館
(ここのHPがみにくい、、笑)

私鉄の北品川駅から歩くこと15分くらいか。
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現代美術の美術館。上下階の鑑賞が終わると中庭にでる。
カフェがありいい感じ。
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f0159794_14351214.jpg女性に人気の小じんまりした美術館。( !?)
日々の事からしばし離れて自分に戻れる場所といったところか。
僕は帰り道が遠そうで心配だったが。(笑)
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by juka_kawashima | 2010-10-14 00:09 | 庭園紹介(本州)
先日の連休を利用して東京見物してきました。
いくつかご紹介します。

まず、昨年2009年10月にリニューアルオープンした青山の根津美術館

長い土間庇のアプローチ。ここで早くもちょっと圧倒される。↓
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館内ホールは庭を意識した傾斜の天井。↓
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明るい庭は平凡ですが、↓
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カフェが隠されていて、突然現れます。とても感じのいいカフェでした。↓
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20000m2(約6000坪)という広大な庭には4つの茶室がある。↓
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ため池もあって侘びた風情。とてもここが都心とは思えない!↓
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庭園内は露地が迷路のようになっている。↓
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茶庭なので派手な花はすくないがサルスベリがきれいに咲いていた。↓
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紅葉にはまだ早かったがマユミが鮮やかに。↓
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ここの渋さと凄さは体験しないと分からないと思います。
モミジも多いので紅葉の季節は格別かと。新緑の季節もいいし、館の人は雪景色も素晴らしいとおっしゃってました。
美術館は展示の区切りによって不定期の休館がけっこうあるので、
ホームページの休館日カレンダーで開館日をチェックしてお出かけになることをお勧めします。

しかしいつの時代も、時代が新しくなればなるほど、「和空間」こそが常に新鮮であり、
私たち日本人の心に沿うものであることを、ここではあらためて教えてくれるような気がします。
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by juka_kawashima | 2010-10-13 23:19 | 庭園紹介(本州)