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梅雨はまだというのにまとまった雨が降っている。
雨の季節といえばアジサイ(紫陽花)。
ちょっと小ぶりの山アジサイが早めに咲いた。
f0159794_2053393.jpg植木鉢や枕木の大きさからして、普通のアジサイよりかなり小さいことが分かると思う。
普通、原種より小さい種類のものを「姫〜」という。ヒメシャラ、ヒメシャガ、ヒメウツギ、ヒメリンゴ、、、など。
アジサイの場合は「山」がついてヤマアジサイ。

f0159794_2011408.jpgf0159794_20121754.jpgこうやってみるとヤマアジサイはガクアジサイの仲間であることがわかる。
花びらのように目立つおおきな4枚は「ガク」というもので花ではない。中央の星みたいに小さく弾けているような部分が本当の花。ガクで目立って虫を引きつける作戦なんだろうか。
アジサイの花言葉はその移り変わる花色から「移り気」「心変わり」「浮気」など。

これは多分僕が園芸店から買ってきたものだ。
「七変化」という種類だったと思う。
花色が濃いのが特徴のようだが、果たして色の変化はどうだったろうか。


[データ]
■ヤマアジサイ(山紫陽花)「七変化」
ユキノシタ科
落葉低木(高さ1mくらいまで)
ガクアジサイの仲間
花言葉:「移り気」「心変わり」「浮気」など。
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by juka_kawashima | 2008-05-28 20:30 | 植物について
友達の鋳造作家(藤瀬大喜/ラスボスの人)が出展してるとのことで、久留米の石橋美術館で行なわれた
「縁展(えんてん)」(2008.5.23-5.25)を見に行った。
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上の写真はその時出会った庭園。
なんとこれは展示であった。
普段はレンガタイルのなにもないテラスであるという。
造ったのは鳥栖市の造園業、成富義浩氏(有限会社 成富石材庭園)である。

背景の池と菖蒲、緑と相まって素晴らしい仕上がりであった。
まるで普段からずっとこうだったような存在感。

樹木はほとんどモミジだけで、アカシデという落葉樹がすこしだけ混ざっている。
モミジだけでシンプルにまとめてあるので、
一本一本の木に目が行くのではなく、全体が『景(景色)』として認識されるようになっている。
これがガーデンデザインとランドスケープデザインの違いであろう。
(もちろんここはランドスケープデザイン)



作者の成富さんとも話ができた。
まだ若い社長さんの彼からは率直に彼の考える造園のイメージを聞くことができた。
『庭が木がどうだというより、先ず自然の素晴らしさを感じてもらいたい』
要約するとこうなると思うが、これは素敵なメッセージであり、言うは易し行なう(表現する)は難しのことであると思う。

ここでは、とても上手に自然の美しさを表現できていたと思う。
当日は雨で、雨に濡れたモミジの葉や苔、下草が美しかったし、
本当は晴れの日に木漏れ日を見せたかったと成富さん。


これが『3日間だけの庭園』であることは一般の人には信じがたいことであろう。
木はふつうに生きているし、草も生えている。
おまけに落ち葉まで。
確かに大変な作業であったと思うが、実際には出来てしまう。
テラス全体を大きな植木鉢と考えるのである。そうすると、
「庭」は生け花のようであり、アートでいえば「インスタレーション」であることがよく分かると思う。


『造園業としてこれからは環境緑化を中心に考えて行きたい』
と今後のビジョンを明るく語る成富さん。
そんな思いが今回の庭インスタレーションのディテールに表現されていた。
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小さい木片の作品は、今回の「縁展」にも出展されていた木彫作家の高田晋平さんの作品。
これは都市のビルでその屋上が緑に覆われている様子である。
なんとかわいい。
ここでは極度のミニチュア化が行なわれている。これにより、
庭全体は大きく広がって、緑たくさんの日本、地球を表現しているとも言えるのである。
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五月の雨。
早くも梅雨の訪れを予感させる。

空から水の粒が落ちてくる雨。
あまりにも日常的なことだか考えてみれば不思議なことである。
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そんな不思議な自然の恵みである雨水を少しでも有効利用したいと考えたのは今からもう5年以上前のことである。
雨水利用のすすめについては90年代の後半から提言はされていた。
ただ市販の雨水タンクはまだ高価だったし、デザインもよくなかった。
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市販雨水タンクのデザインが今は良くなったか?というとそんなに変わらないのではないかと思う。
ただ自治体の補助金制度などもあり、費用負担としては軽くなっているようだ。

この自庭の雨水の水瓶(みずかめ)は、庭木や鉢物への水やり用である。
これで150リットルくらい溜まる。
縦樋を途中で切って、エルボーという曲げジョイントで曲げて、瓶に水が溜まるようにして、瓶からあふれた水は近くの排水口へ流れてゆくようにしている。
シンプルなシステムである。

これをやったのは2001年の夏のこと。
水瓶は甘木の古道具屋から6000円で買ってきた。
もともと水瓶だということだか、普通は黒が多い。実は一度普通の黒のを買って設置してみたが、けっこうすごい存在感でいかにも「古民家調」という感じになってしまった。それでこれはわざわざ一度交換してもらっている。実はけっこう手間と労力をかけたものだった。
玄関先にあるので、最初は訪問客などが「面白いですね」と言っていたが、最近では僕も家人もこれの存在が当たり前になってしまって、それ故か来る人もなんにも言わないような気がする。
このように生活にすっかり溶け込んだということは、いろんな意味で成功だったのだと思っている。


雨が降ると、じょぼじょぼと水が溜まり始める。
雨の音とは違った水の音がする。雨と水の二重奏という感じだ。
一杯に溜まってあふれる様子を見るのが好きだ。
水の表面が波打ち、水の底は深く真っ暗である。



夏でもこの水で1週間くらいは鉢物や植木への水やりに使える。
瓶からヒシャクやジョーロを使って直接水やりできるのでかえって簡単である。
全体に水を撒くときは水道からホースで行う。
雨水と水道、両方を適宜につかってちょうど良い。
瓶の水がなくなると、そろそろ雨が降らないかなぁと思う。

家の周りがぐるっと庭になっている自宅では、実際はここ1カ所では雨水利用も賄えない。ここを含めて5カ所の雨水溜めがある。
ここ以外は普通のポリバケツ(90リットル)である。
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庭には綺麗な花、可愛い虫だけがいるとは限らない。
先日発見してしまった。

椿の木についた「チャドクガ」。
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以下wikipediaより抜粋。
「チャドクガ(茶毒蛾)はチョウ目ドクガ科の昆虫。本州以南の日本各地に分布。年2回発生、卵越冬。日本では代表的な毒蛾である。園芸植物に被害を及ぼすほか、「刺されて」被害にあう人が後を絶たない。
幼虫(いわゆるケムシ)は4月から10月にかけて年2回発生する。淡黄褐色で成長すると25mm程度。チャノキ、ツバキ、サザンカなどツバキ科の植物の葉を食害する。
チャドクガは生涯を通じて毒針毛をもち、触れるとかぶれを生じるが、アレルギーのある場合はアレルギー反応を起こす。毒蛾の毛虫1匹にある毒針毛は50万本から600万本といわれている。
症状としては触れてから2~3時間して赤くはれ上がり痒くなる。毒毛針の知識をもたず、単に虫に刺された程度と軽くほうっておくとだんだん全身に及び、痛痒感で眠れなくなる。発熱や目まいを生ずることもあり、人によっては車の運転などに支障をきたす。そのままにしておくと2~3週間もかゆみが続くので医師の治療を勧める。
毒針毛は非常に細かく、長袖でも夏服などは繊維のすきまから入り込む。直接触れなくても木の下を通ったり、風下にいるだけで被害にあうことがある。また幼虫自身の生死に関わらず発症するので、幼虫の脱皮殻や、殺虫剤散布後の死骸にも注意が必要である。」


本当に厄介な毒毛虫なのである。
僕も造園会社に勤めていた頃はかなり泣かされた。
注意していても風に乗って毒毛にやられるからである。
この時の同僚は、ひどくやられて布団のシーツを血で染めたほど(かゆくて寝ている間に掻きむしってしまうのだ)であった。
結局彼は医者に行って治療した。

このようなチャドクガの怖さを知っているものは、この時期(夏場)に不用意にツバキ、サザンカなどには触れない。
触れなくてはならない時は随分と検分してからおそるおそる手袋で触る。

普段は葉の裏側に固まって居ます。
f0159794_23483838.jpg結局この日はチャドクガのついた枝ごと切って、袋に入れて、焼いてしまった。
この作業もとてもおっかないもので、下手に枝を揺らすと、この毛虫はレスキュー部隊のように、枝から糸を垂らして一斉にぶら下がるのである。もちろん襲いかかったりはしないが、こうやって離散してしまう。だから、そうっとやって、そうっと火あぶりにしてしまわなくてはならない。




↓ 勝利の炎はオリンピックの聖火のように美しい。

これを読んだ人は本当に用心を願う。
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[データ]
「チャドクガ(茶毒蛾)」
日本では代表的な毒蛾。
ケムシは4月から10月にかけて年2回発生する。
チャノキ、ツバキ、サザンカなどツバキ科の植物の葉を食害する。
夏場はこれらの木に不用意に触れたり近寄ったりしないこと。
被害にあったと感じたら病院へいくこと。
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レモンの花が咲いていた。
すごくよい香りがする。レモンそのものの香り。
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木の下をみたらすこし花が落ちていた。
きっとカラスが香りに釣られてついばんだに違いない。
そっとしておいてくれたらやがて実になったろうに。

白い花びらは肉厚。
つぼみがピンク色なのが可愛い。

果樹の花に花言葉があるのかと調べてみたら、ちゃんとあった。

誠実な愛、心からの思い、情熱、など。
白い花のピュアさと、強い香りの印象からきたのだろうか。


[データ]
レモン
ミカン科、ミカン属
常緑小高木(高さ3m程度)
花5月、実10〜12月
原産:インド北部、ヒマラヤ、マレーシア
花言葉:誠実な愛、心からの思い、情熱、など
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by juka_kawashima | 2008-05-22 21:42 | 植物について
各部の解説。
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シンボルツリーは「サルスベリ」の木。
これは明るいアジアンテーストを出すため。
だが全体は日本の雑木花木を植えている。

f0159794_22201225.jpg舗装(園路)は着色コンクリート(カラクリート)。
すこし赤みがかった茶色。
園路は池の縁でわずかに角度がついて右に曲がっている。
ここでちょっと立ち止まって、気分を変えて店の入り口に向かうためである。
日本庭園では、こういうアプローチのさりげない分節をよく行う。

最初の計画では池は道の両側にあったが、あまりに象徴的になりすぎるのと、水面が大きくなりすぎることもあって、右側は低木の植え込みとなった。
視線を左に残したまま、道は右へゆるく曲がるので水は片方で充分だったと思っている。
ちなみにこの池の水は建物に降った「雨水」を溜める仕掛けになっている。実際は梅雨期を除き、水道水で補充している。

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竣工して2年半。木々もだいぶん大きくなった。
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池の中の樹。背景の木立は駐車スペースとの距離感をつくっている。
ハーフミラーのキューブと水面に緑が反映している。
イメージとしての『透明な森』。
これまでは一番最近(2008年5月)の写真。

▼インテリア。これは竣工時の写真。
▼東側のもうひとつの『水の庭』。ミラーの他は外部が見えている。
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▼西側は『緑の庭』。同様にミラーの他は外の庭。
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シャンプースペースはもうすこし大きく開口がとられている。
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植えられている樹木は「ヒメシャラ」。背後の生け垣が今では濃くなってブロック塀は見えないはずである。

さて、最後に大きな池の中にある「蓮の花」。(2006年6月撮影)
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池の一部に窪んだ穴をつくってそこに土をいれて蓮が植えてある。
ここはいまでもメダカの棲み家となっている。
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アーティ@アーティ那珂川店は2005年10月にオープンした美容サロンである。
総合企画および建築の設計は、戸谷悟デザインオフィスの戸谷さん。
私は外構庭園の設計と現場監理を担当した。

店舗のテーマは“Future Resort”.
通常のサロンの観念を超えたリラクゼーションスペースを目指すとともに、
地域のランドマークとなるべく、オーナーと建築家が気持ちと力を合わせて造った施設である。

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私は計画の当初から参加したが、基本設計の段階で外構には大きな池が構想されていた。
そしてその池の上に浮かぶガラスの立方体。
ここはサロンスペースとは独立したエステスペースである。

外構設計としては、駐車台数の確保などの基本条件に応えなければならない。
また、池の形をどうするか。動線(道)をどのようにつくるかの検討など。
そうして導かれたのが、多少イメージ先行ではあるが、

『透明な森』というコンセプト。

『透明な森』は敷地の西側に南北に連なってあって、駐車スペースと池のある景観スペースを、
透けていながら「透明に」分離するスクリーンである。

『透明な森』の木の一本は池の中からも生えていて、森の透明と水の透明が重なる。
さらにその風景が水に浮かぶキューブによって反射増幅される……。


また、池は大きな楕円形である。
池の中には蓮の葉と花が浮かんでいる。

サロンのチェアの正面ミラーの下は開口(横長のfix窓)になっていて、
東側の席からはミラーの下が一面の「水」にみえる『水の庭』。
西側の席からはミラーの下が一面の「緑」にみえる『緑の庭』。
こういった演出も建築家の戸谷さんと一緒に考えて決めていった。

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▲撮影、2008年5月

(各部については後記。つづく。)


[データ]
アーティ@アーティ那珂川店
www.arrty.co.jp
福岡県那珂川町今光8-510-10
tel 0120-57-1555(予約専用)、092-951-2510
2005年10月オープン
企画、建築:戸谷悟デザインオフィス/戸谷悟
外構庭園 :樹家環境設計事務所(現、樹家設計)/川島雅人
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竣工して3ヶ月、2007年6月の写真。

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敷地の東側は「家庭菜園」(畑)になっている。
この畑もシンプルな作りである。
畦(あぜ)のように盛り上げた境界に景石がところどころ。
しかし客土は本当の畑から持ってきたものでよく肥えている。
畑は周囲から手を伸ばせば届く大きさにしてあり、かつ四方から触れるので管理がし易い。
建物付近の砂利敷きの下には「防草シート」が敷きこんであるので雑草は生えない。

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トマト、ナス、キュウリ、ゴーヤ、、すべて家主さんが植えたもの。
野菜の花も控えめで愛らしい。

北面には「物置き」がある。
これはワークスの坂口さんが設計されたもの。
杉板を編んだような壁が美しい。
この壁はフェンスのようでもあり、実際は物置の壁である。
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造園は物置の基礎に盛り土して芝を貼っている。
地面との一体感を出すためである。

f0159794_23303817.jpgさて、ぐるりと回って東面は駐車場。
駐車場は基本砂利敷きだが、あまり素っ気なく見えないように、また、砂利が道路に飛び散らないように、道路に面するところは芝生を貼っている。

f0159794_23314331.jpgただ芝生を貼っても面白くないので、芝の補強も兼ねて割り栗石を埋込んだ。


シンボルツリーの桜の木の根元はゆるい築山となっている。
そこにハーブや草花を植えられる自然な花壇もある。
ただ、あまりにシンプルな作りなので、ただふつうに草が生えているようにしか見えないだろう。f0159794_2346086.jpgf0159794_23485665.jpgf0159794_2340342.jpg

「ルーラル(田舎の)ランドスケープ」は農村や農家の風景デザイン手法である。
地域で得やすい材料を用い、用途(機能性)を重視したシンプルなデザインをすることが基本と考える。


「ルーラル(田舎の)」の反対語は「アーバン(都市の)」である。
アーバンデザインも機能性を重視するが、田舎のそれとは様相がかなり異なると思う。
田舎の風景は理屈ぬきに見るものを安心させる。
そのように造られた自然に囲まれて、この家の暮らしも守られてゆくことを願っている。f0159794_025735.jpgf0159794_032455.jpg

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竣工して3ヶ月、2007年6月の写真。


f0159794_0315097.jpg西面にはシンボルツリーの桜の木(ソメイヨシノ)がある。


f0159794_033571.jpg主庭である南の庭は実は奥行きがそんなにない。
植込みは最大で2mくらいである。

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南面の庭はコンセプトの「ルーラル(田舎の)ランドスケープ(風景)」を意識してロックガーデン(=石がゴロゴロとあって、その間から木や下草が生えているような自然な感じの庭)となっている。純日本庭園のように大きな石は用いないし石を見せるための石組みはしない。あくまで植栽を際立たせるための石コロ。

根元から数本の幹がある「株立ち」の木を多く用いて、狭いながらも樹木の厚みがでるようにした。また、樹木が一直線に並んでは自然な感じがしないので、できる範囲で前後にずらし、また盛り土をして高低差をつくる。これらは木を植えながら石を置いてみての完全な現場作業で決めていった。

最も目隠しの必要な玄関前には常緑樹のシラカシの株立ち。
その右はハート型の葉が特徴のカツラの株立ち。
他に、紅葉と実が綺麗なガマズミ、コハウチワカエデ、コナラ、赤葉のトキワマンサク、など。野鳥を呼ぶために、赤い実のなるクロガネモチ。

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低木はカシワバアジサイ、ヤマブキ、ジンチョウゲ、カンツバキなど。
下草はセキショウ、ツワブキ、ヤブラン、アジュガ、など数種を最小数量で。これは予算の関係でもあり、後に増えて広がったり、なにか好きな草を植え足すことも出来るように。
実際黄色や赤の花のポーチュラカは私が植えたものではなく家主さんが植え足したもの!
こうして地際をクローズアップして見ると、盛り土が雨で流れ落ちてしまわないように、石が働いているのが分かると思う。
こういう、用途と景色を兼ねたデザインが「ルーラルランドスケープ」の本質であると考えている。

東面の「畑」と北面、西面の駐車場と果樹については後記します。
(つづく)
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2007年3月竣工のこの住宅。

基本設計および全体監修は東京の建築家、瀬野和広氏。
設計アトリエ
実施設計および現場管理を福岡の建築家、坂口舞 氏。
設計機構ワークス

外構庭園の設計と現場監理を私が担当した。

住宅の着工前から参加したが、図面や模型から極めて個性的な住宅になることが分かっていた。
住宅の概要についてはこちらをご覧ください。

木造であるが「木組み」にこだわった本格的な木造。
タイル土間のある「民家」的な平面プラン。
土壁のような漆喰の外壁。
新しいタイプの土着的な民家を構想しているのだろうことがすぐに見てとれた。

しかも敷地が面白い。
変形8角形の敷地は北面以外の東、南、西面が道に接している。
現在は北面もまだ空き地なので、四方面すべてが家に面していない。
宅地のなかで離れ小島のように住宅がそそり建っている。

外構造園のコンセプトは、
1. 「ルーラル(田舎の)ランドスケープ」
2. 四方から眺められて手入れのできる庭園
この二つが大きな柱となった。


(つづく)
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