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昨年の7月に「庭のリノベーション」として造った庭。
昨年10月にすこし手直しして、
今年は初めての春を迎えました。

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おおおお、現地では特に気付かなかったけれど、
こうして写真でみると、白い玉石敷きが太陽の光を反射して輝いているのが分かります!!
もともとここは暗い場所だったので、明るくなってよかったです。
午前中のこの時間だけ直接日がさしているようです。

今回は木や草の名前の札をつけるのがひとつの目的。
調子に乗って「カエル」にも名前を付けてしまった。。。笑
ここはマンションの玄関なので、必ず人が「帰る」場所なのです。
「お帰り!」みたいなものですな。^^

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ここは全体に白い石に白い花がテーマです。
太宰府のコアンと同様、ここにもバニラ(バナナ)の香りのする花の「カラタネオガタマ」の木が植えてあって、いま辺りに甘い香りを漂わせています。↓
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これは、花の色が紫かかっていないので、”ポートワイン”品種ではないですね。
カラタネオガタマの原種です。

この日は久しぶりにマンションの管理人の奥さんと話ができました。
以前と比べて随分さっぱりして、その分管理も楽になって、
それでもどれか枯らさないかいろいろ木を配ってくださっていたようです。

幸い住民の方にも評判は良くて、僕がこうしてたまに手を入れていると、あれこれ話かけてくれます。そうした経緯から、木の名前の札が必要だなって思った訳です。
(普段はどの庭にもこの名前札はつけるのですが、ここはエントランスだからカッコ悪いかな?って思ってたんです。。でもそんなことなかったですね。)

生け込みのプランターから風に揺れる白いランタナの花。↓
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メインのエントランスガーデン。

コンセプトは『白のリノベーション』。
ヤバい。なかなかの仕上がり。^^v

▼全景。
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▼壁際。
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▼カエルくん。
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▼黒陶器のプランターの生け込み。
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▼ナツハゼの木。
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▼建物入り口から外を見る。明るくなりました!!
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いつでも見れますので興味にある方は見に行って下さい!
■新高砂マンション
福岡市中央区清川2-4-29


▼着工前(2008.5.16)
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本日完成しました。
エントランス及びバックヤード。

まずバックヤードから紹介します。

▼以前の様子。
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▼完成。
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以前は30年分のゴミの溜まった場所。
掃除して、大規模剪定して、要らない木は切って、草も抜いて、
ブロックを一段積んで、石を据え直して、新しい植物をすこし植えて、
砂利を厚く敷いて、もう雑草も生えませんように。。。
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A庭には和の庭もある。
かつてモミジを植えてもいつも枯れたという場所に、そんなことはないだろうとモミジを植えた。
今は立派に根付いている。
しかもこの木は紅葉が真っ赤で見事らしく、近所の人も見に来るほどだそうだ。

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▼ここはもとはこうだった。
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▼今(2008年6月)
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▼杉苔(すぎごけ)とギボウシの明るい和庭となった。
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▼サツキが柔らかく咲きこぼれている。
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▼この庭のもうひとつの魅力は、大きめの『家庭菜園花壇』である。
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土の面で幅1メートル×長さ4メートル弱ある。
この4年でさまざまな野菜をつくってこられたらしいが、今日はたまたま全部抜いて土をつくっているところらしかった。
もともとあったブロックを利用して縁に枕木を乗せた。
高さが50センチメートルくらいなので、畑手入れが楽でベンチのように休むこともできる。

このように、高くつくられた花壇を専門的には『レイズド・ベッド』(持ち上げられた花壇)といって、
車椅子利用者や低所作業が苦手な人のために考案されたものである。
けれど、もちろん一般の人にとっても作業がしやすいことは同じ。
目線に近いところに花や作物がつくので目が行き届きやすい。


これまで福祉施設や病院の庭でいくつか造ったが、個人の庭でもこうした高い花壇をつくることは多い。
ここA庭でも、この菜園のために庭で過ごす時間は以前より格段に増えたという。
日々作物の成長を見守ることは楽しいことだろう。
ましてや収穫の時は。。
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ここは2004年に造った庭。

▼2008年6月現在。
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既製品のネットフェンスで庭を明るくして(以前はブロック塀で囲まれて暗かった)、
部分的に目隠しと外観のアクセントのために特注のウッドフェンスとした。
この時、ちょっと遊んで45°の斜めストライプとしてみた。
今見ても案外と目を引く。斜めというのは「動き」がある。
さーっと斜めに走り書きをしたような感じ。
×印ではないが、ちょっと視線を拒否するような感じもあるような。
つや消しの黒という色もよかったと思う。(オーナーと決めた)
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ここも、もともとあった庭のやりかえ(リフォーム)である。
▼もともとはこんな感じの普通の庭
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▼2008年6月現在。
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「黒い鎧(よろい)」と書いたのは、もちろんこの黒いウッドフェンスのことだ。
家の内と外から見えて全体を引き締めていると思う。
すこし男っぽい感じである。

庭のリフォームということで、既存樹の移植をした。
不要樹の撤去もしたと思うが最小限であったと思う。
植え足したのはシンボルツリーの山法師とモミジ数本であった。

▼植込みの縁石として使われていた石は、ロックガーデン風に「景石」として再構成している。f0159794_23521956.jpgf0159794_23524265.jpg

コンセプトは、
舗装面を増やして草取りなどの管理負担を軽くすること。
草の生えてよい植込み部を限定することによって管理することが楽しくなるような庭にすることだった。


▼実は植え込みと同様に、こうした舗装面(これは南部砂利の洗い出し舗装)が重要だったのである。
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▼こうした砂利敷きの道も草が生やさず管理し易くするための工夫なのである。
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(2)へつづく。
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福岡の不動産経営管理会社「吉原住宅」の吉原社長から相談があると連絡をもらった。
吉原さんは冷泉荘のオーナーで管理会社。
僕は「ウラニワ」で冷泉荘とは関わっている。
吉原住宅

中央区清川の「新高砂マンション」
ここの植込みをイメージアップしたいとのこと。

▼新高砂マンション
f0159794_1542139.jpgちょうど外壁の改修が終わった直後のようできれいだが、1977年建築の築31年の建物である。
以下HPの解説より
「当時この地区でも最初の大型賃貸物件であり、鉄筋コンクリート7階建の1977年築のレトロビルです。建築時は、近隣の日照権を考慮し規模を縮小したことから、逆に間取りや共有部分に余裕ができたため、現在でも特徴ある外観になったと思えます。この全59戸のうち第1弾として10室(2005.4リリース)を、第2弾として4室(2006.3リリース)をリノベーションしました。」
つづき

吉原社長のリノベーションの定義は、
『古いものを表面だけ綺麗にするのではなく、むしろ外観などは古さや街の歴史を感じさせつつ、中の居住空間は現代の要望に合わせて新しく(これは斬新な空間からレトロ感のあるものまで需要に応じたもの)して、収益を確保しつつ不動産としての価値を更新してゆく』というものであるように今日話をしていて僕はこのように理解した。


さて、課題の植栽エリアは
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おお、これは!!!
なんとトロピカルな!!
また裏手は、
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おお、これは!
なんと野方図な!!

このトロピカルな植栽もなんとなく地域の馴染みとなっているらしい。
吉原社長や先代会長の思い出も深い。

今風にやり変えてしまっては社長の考えるリノベーションにならない。
これまでのイメージを残しつつデザイン更新する。。
さてどうなりますか!?
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写真は2007年7月21日
新築住宅のオープンハウス(見学会)当日のものです。

▼母屋から新築住宅はこのように見えます。
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▼逆に、新築住宅の中から母屋はこのように。
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▼既存の石はこのように使いました。
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▼庭は大きな楓の木を中心とした「広場」をイメージしています。
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▼「広場」の周りに「菜園花壇」があります。
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▼花壇で仕切られた後ろは、移植した夏ミカンなどによる「果樹園」。
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かなり欲張りにいろんな要素を盛り込みましたが、なんとかすっきり仕上げることができました。
「砂利洗い出し舗装」をしているので、雑草が生える部分がかなり限定されています。

新築住宅を設計したワークスさんとオーナーさんがこの家を「楓の家」と名付けてくれたのはとても嬉しく思いました。
「楓の家」は新築のお家のことであり、同時にもともとある母屋のことでもあると思います。
庭をつくることで新旧ふたつの家と世帯が同時に生まれ変わり、これからの新しい思い出をここで育んでいかれることを願いました。

▼この日から一年前の着工前の写真をもういちど。
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工事は「根回し」から始まりました。

ね‐まわし【根回し】
[名]スル
1 樹木などの移植の1、2年前に、広がった根を根もとを中心に残して切り、細根の発生を促すこと。
2 交渉や会議などで、事をうまく運ぶために、あらかじめ手を打っておくこと。下工作。「しかるべき部署に―する」

ここではもちろん1の意味です。
2もたぶん1から来た意味です。面白いですよね。

▼根回しの図
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移植をする前にこうして根を切ってまた埋め戻しをしておくと、移植までの間に切ったところから細かい根が出て、移植が上手くゆき易いのです。

ぜんたい外構造園工事は住宅の新築工事と平行して行われました。
例えば、新築に伴って壊した外壁を母屋の周りだけデザインしなおして復旧して、母屋周りの植栽はプライバシーもあり早めに仕上げました。
▼母屋まわりの先行工事
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新築工事がほぼ終わって、母屋との間の「広場」の造園に入りました。
▼「広場」の造園
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「広場」には花壇状の「菜園」があります。
ローコストにブロック積みです。炭で着色したモルタルで仕上げます。
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上の右の写真は、花壇につくりつけたベンチに、記念に子供たちの「手形」を残した様子。きれいな手形を押すのは結構大変でした。

他にも細々とした工程はありましたが、ここでは省略。
計画を始めてからほぼ一年で「楓の家」の庭は完成しました。
2007年7月のことです。

(完成写真へつづく)
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建築や不動産、インテリアの世界で「リノベーション」という言葉がよく使われます。
僕もいまひとつしっかり意味をつかんでいたわけではなかったのです。
大辞林になかなかしっかりした解説がありました。

リノベーション【renovation】
[1]刷新。改革。
[2]修理。改造。修復。特に、既存建物を大規模改装し耐震性や省エネ性能など、用途や機能を刷新・高度化し、建築物に新しい価値を加えること。事務所用ビルの居住用へ、また、倉庫の事務所用への転用など。
〔補説〕 改装の意であるリフォームに比べ、用途変更や市場ニーズにあわせた機能向上により建物の価値を高める意味で用いられる

ここ、楓の家の庭もかっこ良くいえばリノベかなと思っていたのですが、この解説を読めば普通に「リフォーム」なのかな。
別に、庭の機能を変えた訳でもないし、市場価値を上げるためにこの庭を造ったわけでもないですから。

▼この現場に最初に訪れた時の様子。
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写真上の母屋の前に大きなモミジ(楓)の木がありました。
写真下の森のような庭のところに母屋のご子息世帯の住宅が新築されるとのこと。
新築の設計は福岡の設計事務所のWORKSさん。
設計機構ワークス

庭の設計は、まずこの沢山の既存樹のうち、どれを残して、どれを処分するかを決めること。
そして、残す木をどこにどんなふうに移植するかを決めること。

庭は母屋と新居の間にできて、
二つの世帯の生活を「繋ぐ」役割をします。
同時に、それぞれの生活に適度な「プライバシー」をつくる役割をします。

庭によって、二つの家が、二つの暮らしが一つになるようにデザインしたかった。
それで庭は小さな「広場」と位置づけました。
そして、その広場の中心には、シンボリックな大きな楓の木があるといい。
それが、それぞれの家からの視線を受け止める。
そして、広場に豊かな「影」と四季の変化の彩りを与える。
これがメインコンセプト。


他にも、もともとの庭には、果樹が沢山ありました。
夏ミカン、バンペイユ、サクランボ、ザクロ、イチジク、レモン、ブルーベリー、、
地面には野菜やハーブも植えられていました。

これらもなんとか新しい庭にレイアウトしなくては。
果樹はまとめて木立ちのように。常緑のミカン類は隣家からの「目隠し」の意味も兼ねるように配植する。
なにしろ庭のスペースは小さくなる訳ですから、合理的にしなくてはなりません。

野菜はベンチになるくらいの花壇に植えるように提案する。
高齢になると地面での作業はきつくなります。
花壇式の菜園にすれば、管理もし易く、他の雑草などどと紛れてしまうことがなくなります。

既存の石や岩も外へ捨てる訳にもゆかず敷地内で利用することに。
新築の家の「沓(くつ)脱ぎ石」にしたり、ロックガーデン風に景石にしたり。
ここに既存のハーブも植え替えることにした。

(つづく)
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