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カテゴリ:庭園紹介(九州)( 14 )

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『石橋文化センターは、株式会社ブリジストンの創立25周年を記念して、昭和31年に創業者の故 石橋正二郎氏により久留米市に寄贈されました。
正門に刻まれた「世の人々の楽しみと幸福の為に」という正二郎の寄贈理念は、今もなお園内のいたるところに息づいています。』

(以上、石橋文化センターのパンプレットより転載)

福岡市で生まれ育った僕は、石橋文化センターといえば、美術館のあるところという認識であった。庭づくりを仕事にするようになってからは、ちょっと広いなかなかいい庭園のあるところ、という認識か。庭園もちょっと西洋かぶれでどうなのかなぁと思っていた。

最近、友人のアートのグループ展で訪れて、庭園も新ためて見てみた。
いくつか発見があった。

美術館前の噴水池は「ペリカン噴水」というのらしい。
あまりにも見慣れていたので不覚にも写真を撮っていなかった。
トップの帯の右側の小さい写真がそれである。

▼ペリカン噴水のバラの花壇。ここにペリカン君が写ってた!
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▼小便小僧。かわいい。
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▼バラ(プリンセス・ミチコ)美しい。この色が好き。
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▼この色も好き。
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▼ため息がでる。(笑)
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▼美術館別館の前にはガーデニング花壇がある。これもいつも管理が行き届いていてきれいだ。
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(2)へつづく。

[データ]
■石橋文化センター
財団法人 久留米文化振興会/久留米文化情報センター
〒839-0862 福岡県久留米市野中町1015 石橋文化センター内
TEL 0942-33-2271  FAX 0942-39-7837
Mail: icc-muse@ishibashi-bunka.jp 
開園・受付時間=9:00~17:00  ※夏季園内のみ9:00~19:00
休館日=月曜,ただし祝日・振替休日は開館
石橋文化センター
石橋美術館
by juka_kawashima | 2008-06-12 21:12 | 庭園紹介(九州)
福岡県前原市雷山の千如寺。
千如寺大悲王院

大悲王院の楓(かえで)は県指定天然記念物である。
樹齢約400年。
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紅葉の秋が見事であるがあえて新緑の時期に行ってみた。
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圧倒的な迫力である。


座敷からの見え方もよい。f0159794_116127.jpg

反対側は
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山の上には「開山堂」。めずらしいツツジの「大刈り込み」の庭がある。
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そして「五百羅漢」。
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これも圧倒的だ。
敷地内には大きな「枝垂れ桜」もあった。
by juka_kawashima | 2008-06-01 01:33 | 庭園紹介(九州)
友泉亭へは庭を歩きたくなった時に出掛ける。

「静」の一文字が気持ちの切り替えを求めてくる。
この時点で我々の世界がいかにノイズだらけであるかに僕らはまだ気付かない。
なぜならそこからやって来たばかりなのだから。
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長いアプローチ。
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門。
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この門からの眺めは玄関を抜けて、奥が緑(庭)なところが好きだ。
奥には大きなドウダンツツジがある。
門と玄関の間の敷石も凝っていていつも見てしまう。
ちょっと阿弥陀くじのようでもある。笑
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座敷の大広間に入るといきなり大きな池の中心にでる。
開け放たれた縁から見える風景は絵のようである。
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いつも座敷には長くは居ない。
どちらかというと外をあるいて新しい発見をしたいのである。
座敷からみる庭園を「定座式庭園」とでもいうなら、京都の「龍安寺」の庭園を思い浮かべるだろう。
ここでは視点は固定される。わずかに動く風景、鳥や風や、水のきらめきなどがよく分かる。
ただそのうち退屈して話など始めるだろうか。
お茶を頂いて耳を澄ませたくなるような「静」の庭鑑賞である。

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門を出て、半時計まわりに庭をめぐる。
細く暗い竹のある路。
すこし開けた畑のような場所。
茶室のある「侘び」た風情の路地庭。
深山を思わせる水の流れ。
滝の音。

風景は動くほどに様々に変化する。
こういう庭園を「回遊式庭園」という。
友泉亭のように池の周りを巡るものは「池泉(ちせん)回遊式」庭園である。
日本の名だたる庭園、名園はほとんどこの形式だ。
岡山の後楽園、香川の栗林公園、京都の桂離宮、修学院離宮、銀閣寺や金閣寺の庭園。。
池泉回遊式庭園は別名「大名庭園」ともいわれ、桃山時代の貴族の庭園から江戸時代の各国大名の庭園として、日本庭園の要素の集大成として完成した庭の形式である。
それは、座敷から眺めるタイプの庭も含んでいて、見る人が歩くことによって様々な風景が展開するように計算されている。
それまでの庭園が、ビデオカメラを固定したような定点観測であったものを、まさに、ビデオを手にして歩くムービーのような庭に変えた。
それは歩く人の早さや感じ方その時の季節や時刻にによって様々に変化する庭園という名の映像作品といえるかもしれない。
歩く事によって生まれた時間と感情のひとつひとつが「庭園」なのである。

木立をぬけて大きな池のまわりに出ると自然と気分がゆったりと大きくなるのに気付く。
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それにしても美しい緑のグラデーション。
赤いモミジは新芽が赤い種類の「ノムラモミジ」。

隅のほうでなにやら怪しげな?写真撮影をしていた。
f0159794_20582474.jpg人のナルシシズムの表現ほど端からみていて恥ずかしいものはない。。

f0159794_2113255.jpg最後に入ってきた門を後にして、外界の騒がしさにも初めて気付かされるのである。


[データ]
友泉亭公園
福岡市城南区友泉亭1-46
開園時間:午前9時〜午後5時
休園日:毎週月曜日(月曜日が休日の場合はその翌日)
アクセスはこのサイトが分かりやすいです。↓
http://www.mori-midori.com/sisetsu/08yusentei/access.html
by juka_kawashima | 2008-05-10 21:15 | 庭園紹介(九州)
福岡県太宰府市の古刹、光明禅寺。

よく訪れる。
九州で一番「京都」的な庭だと思う。
京都に住んで京都を中心に各地の庭園を再興し(荒れた庭園を再整備すること)自身のデザインによる庭園作品も多い重森三玲(しげもりみれい)氏の手による再興(リメーク)庭園であるという。

重森氏のデザインは実は「アク」が強いと思っている。
地模様が過度に人工的にグラフィカルであるし、
景石は数が多いし屹立している。

ただこのリメーク庭園の最大の特徴は、
立ち木がほとんど「もみじ」だけであるということ。

だから冬は全部葉が落ちてしまう。
けれど、紅葉の季節はすべてが紅葉する。
そして、今の新緑の季節にはすべてが黄緑の「緑の屋根」となる。

この「潔さ」がこの庭園の最大の特徴であり長所であることは、ここを好きな人ならばほどんどが認めることだろう。

(ただし、もみじの樹齢からして重森氏が手を加えた時にはすでにこの「もみじ」だけの庭はあったと思われる。「苔寺」の別名を持つことから京都の「西芳寺」の苔ともみじの庭が原型してあったのではないだろうか。重森氏はこの庭に景石と彼独特の「地模様」を付け加えたのではないか。以上推測)

今はちょうど、低木の石楠花(シャクナゲ)も満開だった。
ただ、これもぜんぶ薄い桃色の花ばかりで派手ではなかった。


▼前庭『仏光石庭(ぶっこうせきてい)』
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▼奥庭『一滴海庭(いってきかいてい)』
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[データ]
光明禅寺(こうみょうぜんじ)
臨済宗東福寺派の禅寺。
1273年建立。1616年再興。1856年再営された太宰府天満宮の結縁寺。
別名「苔寺」とも呼ばれ、その名のとおり庭園は碧く苔むし、前庭を七・五・三の十五石で光の字に配石された『仏光石庭(ぶっこうせきてい)』、奥庭は、青苔は大陸と島、白砂は水と大海を現し、長汀曲浦の見事な線で画出された枯山水の『一滴海庭(いってきかいてい)』となっている。
現在の庭園は、もともとあった庭に昭和32年(1957年)重森三玲(しげもりみれい)氏が手を加え作庭したもの。
▼yahoo地域情報
光明禅寺
by juka_kawashima | 2008-05-06 00:24 | 庭園紹介(九州)